懐かしきボ日々

日々の雑感を綴るブログ。今の所、ボードゲームを楽しんでいた日々の回顧。

ボードゲーム即売会が開催されるらしい

アナログゲームフェスタ』というボードゲーム即売会が2月6日(土)に開催されるらしい。

【販売会】アナログゲームフェスタ|公式ホームページ

 なぜわざわざコロナウイルスによる緊急事態宣言の時期に強行するのだろうと思えば、クラウドファンディングはCAMPFIREによれば、昨年5月からの計画らしい。

【アナログゲームフェスタ】コロナで失ったアナログゲームの販売機会を取り戻したい - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)

 昨年の春ごろは「コロナウイルスも夏には落ち着くだろう」と楽観視する人は確かに多かった。かくいう私もその一人だった。私はこのプロジェクトを支援していないが、それはただ単に知らなかっただけに過ぎない。妻の妊娠・出産に大わらわだったのだ。もし独身だったのなら、常にアンテナを張り巡らせていたのですかさず情報をキャッチし、迷わず支援・参加をしていたであろう。

 たいへんな世の中であるが、このイベントで少しでもボードゲーム界にライフポーションが行き渡ってくれることを切に願う。また、クラスターが発生しないことも祈っている。

 さて試遊卓があるようだが、販売員は客の試遊後にゲームをひとつひとつ消毒するのだろうか。ダイスやミープルはともかくとして、チップやカードは大変だろうなあ。

ボードゲームカフェに行き難くなった話

 Yahoo!リアルタイム検索で「ボードゲームカフェ」と打ってみると、コロナの中でもたくましく営業してらっしゃる店が多くて嬉しくなる。一方で「コロナが過ぎ去ったらまた行きたい」という客の意見も多く、残念ながら私もその一人である。独身一人暮らしの時ならばおそらく現在の状況の中でも通っただろうし、むしろ応援のため以前より頻繁に通ったであろう。しかし現在は妻子がおり、ボードゲームカフェへ行かないどころか、繁華街への買い物なども徹底して避けている状態だ。

 ただ「コロナがなければボードゲームカフェやボードゲーム会へ行ったのか?」と考えると、おそらくほとんど出かけることはないだろうとも思う。現在の私は妻と子がいるのだ。しかも子供は0歳。仕事が終わればすぐに家に帰り子供の世話をし、休日はそれに加えて家事をする。子供の世話は思ったより大変で、妻と私だけでは手が回らない。妻の希望通り実家の近くに居を構えて正解だった。

 将来的にコロナウイルスの影響を全く考慮しなくて良くなれば、再びボードゲームカフェへ行けるようになるかもしれないが、やはりそれでも独身の頃のように自分の時間を自由に持てるわけではないだろう。以前の私は馴染みになるくらい頻繁にカフェに通い詰めていたが、今後はほとんど一見客というスタンスになること決定なので、どのくらい楽しめるのか、不安である。

 

 ところでどなたか「育児ルーム付きボードゲームカフェ」とか作ってくれませんかね?

コロナの影響でボードゲーム新作の傾向が変わるのではないかという話

 ボードゲームの売り上げが上がっているらしい。

アナログの価値見直し? カードやボードゲームに注目 - ライブドアニュース

 コロナウイルスの影響により、家庭で過ごす時間が増えたため、親子で遊ぶツールとしてボードゲームが人気ということらしい。

 正直な感想としては「うらやましい」といったところか。私には妻も子もいるが、子供はまだ一歳にも満たない為、ボードゲームどころではない。妻に関しても、ボードゲームにはさっぱり関心を持ってくれていない。オセロ等から挑戦してみたが、私に勝てる見込みがないと思ったようだ(初回に接待プレイをすべきだったか?)。運が勝負となるものをいくつかプレイしてみたが、それはそれでさっぱり面白くないようだった。

 

 さて、ボードゲームの売り上げが上がっているのは愛好家として嬉しいことではあるが、新商品の方向性は大きく変わってくるのではないかと思う。

 ゲームマーケットの客層を見ると、親子連れもそれなりにいたが、多くはかなりディープなオタク層であり、(私を含め)年配者も多かった。したがって難解なルールや、大人向けの題材、あるいは凝ったデザインなどのゲームが人気となっていた。しかしボードゲームプレイヤーの主流が家族・親子ということになれば、子供が理解しやすいルール・デザインの商品が多くリリースされるようになるだろう。

 昨年までのボードゲーム愛好家は「ボードゲームは大人でも楽しめる!むしろ大人だから楽しい!」という気概を持っていたように思う。それがコロナウイルスの影響によって、ボードゲームは再び子供の手に帰って行った。それはそれで本来の姿であり、ボードゲームにとって最も望ましい形なのかもしれない。

 しかしながら昨年までのボードゲーム新作は、大人・マニア向けにますます先鋭化を続けていた。その続きを見てみたかったと思うのは私だけだろうか?

 

 ところで「ボ育て」はどうなった?

ボードゲームに浸っていた独身の日々が懐かしいという話

 コロナによる私生活への影響は個人差があろうが、私の場合すさまじかった。どこかへ出かける趣味を持つ人は、自宅時間の充実に熱を上げているようであるが、私の場合は新しい趣味を見つけることもできず、煮え切らない思いのままくすぶり続けている。

 ボードゲーム喫茶で騒いでいた日々が懐かしい。コロナウイルスの猛威はまだまだ続くであろうし、人類が完全に克服できるとも思えないので、赤の他人と卓を囲むことへの抵抗感はしばらくの間消えないであろう。もしかすると「しばらく」ではなく「永続的に」になるかもしれない。

 ソーシャルディスタンスは他者への懐疑心を我々に植え付け、いつ払しょくされるようになるのか見通しは立たない。ボードゲームの棚に降り積もった埃を眺めながらため息をつく日々はいつまで続くのか。

 せめてブログでも書いて憂さ晴らしをしようと思うのだが、さて長続きするだろうか。