ボードゲームの売り上げが上がっているらしい。
アナログの価値見直し? カードやボードゲームに注目 - ライブドアニュース
コロナウイルスの影響により、家庭で過ごす時間が増えたため、親子で遊ぶツールとしてボードゲームが人気ということらしい。
正直な感想としては「うらやましい」といったところか。私には妻も子もいるが、子供はまだ一歳にも満たない為、ボードゲームどころではない。妻に関しても、ボードゲームにはさっぱり関心を持ってくれていない。オセロ等から挑戦してみたが、私に勝てる見込みがないと思ったようだ(初回に接待プレイをすべきだったか?)。運が勝負となるものをいくつかプレイしてみたが、それはそれでさっぱり面白くないようだった。
さて、ボードゲームの売り上げが上がっているのは愛好家として嬉しいことではあるが、新商品の方向性は大きく変わってくるのではないかと思う。
ゲームマーケットの客層を見ると、親子連れもそれなりにいたが、多くはかなりディープなオタク層であり、(私を含め)年配者も多かった。したがって難解なルールや、大人向けの題材、あるいは凝ったデザインなどのゲームが人気となっていた。しかしボードゲームプレイヤーの主流が家族・親子ということになれば、子供が理解しやすいルール・デザインの商品が多くリリースされるようになるだろう。
昨年までのボードゲーム愛好家は「ボードゲームは大人でも楽しめる!むしろ大人だから楽しい!」という気概を持っていたように思う。それがコロナウイルスの影響によって、ボードゲームは再び子供の手に帰って行った。それはそれで本来の姿であり、ボードゲームにとって最も望ましい形なのかもしれない。
しかしながら昨年までのボードゲーム新作は、大人・マニア向けにますます先鋭化を続けていた。その続きを見てみたかったと思うのは私だけだろうか?
ところで「ボ育て」はどうなった?